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minako
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2人の娘を持つシングルマザー。

でしたが、一緒に支えてくれる素敵な彼と巡り会いました。

今は、学校へ行けない長女・我が道を突き進む次女・一緒に見守ってくれる彼と4人暮らしです。日々の幸せに感謝しながら過ごしています。
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てぃーだブログ › 明るい不登校児 › 感動した運動会

感動した運動会

2008.9.21



今日は運動会

運動会には参加しないだろうな~~~と思っていた長女が
数日前に「参加することになった」と報告

6年生はリレーと組体操
練習していない長女は、クラスメートに「一緒に参加しよう」と言われても「わからないのに無理」と思っていたそう。
ところが数日前に教頭先生が「組体操練習していないなら、ナレーション担当になってもらったらいい」と抜擢されたらしい。


それから2~3日、特訓を受けたらしい。


しかし、昨日から何やら様子がおかしい。
今朝も起きたがらないし、起きてきてもうつむいてだま~ってる。
「どうするの?」と聴くと「行きたくない」と

今までの教訓から「今日は行くかもしれない」という期待はしないでおこうと決めていたのに、やっぱりしちゃうのよね、期待。
期待すると、期待通りにならなかったときに、スゴク落ち込むし、長女を怒ってしまう。
私が勝手に期待しただけなのに、思い通りにならない長女を怒ってしまう。


リレーはプログラム2番目。
間に合いそうにないので担任に電話
担任は「最後の運動会だから是非叱ってでも連れてきて欲しい」と





別に甘やかせてる訳ではないのよ・・・・。
私だって行って貰いたいし、行ってくれたら嬉しい。
でもね、叱って、今日は行けたとしても、また、学校と距離ができてはモトモコモ無い。
せっかく、週2回の数時間は学校に行けるようになったのに。

まわりは、すぐに今できた事よりも「もっとできるんじゃないの?頑張らせたら?」って方向に走る。
でもね、そうやって急げば急ぐほど、反比例的に出来た所からまた逆戻りしていくのよ。

その場しのぎでは、私はできないのよ。
長女と一生付き合うのは私。長女の将来を考えて行動しなければ行けないのは私。
みんな考えてくれての事だけど、やっぱり私はより長女の立場で行動しないといけない。


担任に報告した後、再度、長女と話し合う。
怒りもこみ上げてくる。「みんな貴方の事を考えてやってくれているのに。貴方がくるのを待っているのに。嬉しいのに。」と
でもこれは周りの都合と気持ち。
長女の立場で考えていない。

精一杯の努力でおこらないように話す。


長女の不安はわかる。リレーで足が遅いのを気にしているのだろう。
ナレーションで間違ったらどうしようと不安なんだろう。
と。


でも私の感覚では、これが参加しない理由にはならないの。私はね。
私と長女は違うのだと自分に言い聞かす。



しばらくして、最後にある6年の組体操のナレーションにはでると
そして、それまでは私達と一緒に運動会を応援すると。




午後になり、体育着に着替え、どんどん長女の出番が迫ってくる
「本当に大丈夫だろうか?」と不安な気持ちで見守る。
明るく・何気なくしている長女。


次が出番というときに一緒に本部席へ


出番を待っている長女がふと、振り返って私を見る。







びっくりした・・・・・。




長女の顔が恐怖におののいていた。

不安という言葉で表現できないほど、長女は恐怖を抱えていた。
今までのいじめから、自信や自尊心が傷ついているとはわかっていた。
でもそれは、私が想像していた以上だったみたい・・・。
その表情を見て、私は涙が溢れた。



あぁ、この子は、こんなにも怖い気持ちで毎日生きていたんだと。
今日の運動会に限らず、この子にとっては、1つ1つが私の想像以上にハードルの高い事だったんだと。



ナレーションの出番になり、先生達が「よく頑張ってきたね。大丈夫だからね。頑張ろうね」と励ましたり、肩をたたいてくれていた。



後ろから見守りながら、もう泣けて泣けて。



ナレーションを無事勤め上げた長女は安心して、いつもの長女に戻っていた。涙でぐしゃぐしゃになりながら、長女を抱きしめて
「ありがとうね。貴方のおかげで、お母さんはとても素晴らしい運動会を見ることができた」と言おうと思ったら、

さっさといきよった(^_^;)



でもちゃんと伝えたけどね。




長女が今の状況だから、見える事も沢山ある。
長女が今の状況だから、つながった友人が居る
長女が今の状況だから、味わう感動もある。



朝は、もうこんなのイヤだ。
私には無理だと思っていたけど、

本当にありがとう、長女さん。

2008年12月14日 18:00
 
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